琵琶湖のある近江地方は 古代より 白玉造りが盛んでした。 白玉、つまり、真珠の伝説、説話が 近江にはたくさん残っています。 今回、原作にした謡曲『海人』もその一つです。 当初、私は人魚の取材にと、歩いておりましたが、その続きを読む “湖の貝”
投稿者アーカイブ:eminakae
台本「海女」
このたびの「海女」は私のオリジナル作品です。能楽に『海士(あま)』があります。能は室町時代に発展した日本の伝統舞台芸能です。 『海士』は作者が不明ですが、玉取り物語、日本書紀から題材を取った作品です。 <簡単なあらすじ 続きを読む “台本「海女」”
土の光
『海女』の背景を支えてくださるのは 染色家・小渕裕さんの大布です。長さは6m。 交野市星田の土を焼き上げて染めてくださいました。この染めの技法は、小渕さんと交野市の浄水場から出る黄土との出会いから生まれました。 交野市の続きを読む “土の光”
浮御堂 満月寺
びわ湖の浮御堂。海門山満月寺、禅寺です。琵琶湖の上にお堂があります。ちょうど満月の朝の日に訪ねました。 お天気の良い日で、全く風がなく穏やかでした。そこでお掃除をされていた方に いろんなお話を伺うことができました。特に印続きを読む “浮御堂 満月寺”
観音正寺
滋賀県の繖山の観音正寺に行きました。ここは西国第三十二番札所です。1400年前に聖徳太子が巨岩の上で舞う天人を見て、天楽石と名付けた「奥の院」があり、大きな岩が点在しています。 釈迦如来と大日如来が観音の化身の聖徳太子に続きを読む “観音正寺”
女性の伝えたお経「勝鬘経」
滋賀県にある琵琶湖を見下ろせる観音正寺には 人魚伝説があります。「そこに行ってみたい。」こんな思いから調べているうちに、「勝鬘経」に出会いました。 観音正寺は聖徳太子が創建したと言われているお寺なのですが、聖徳太子が自ら続きを読む “女性の伝えたお経「勝鬘経」”
石牟礼道子「花を奉る」
ただ滅亡の世せまるのを待つのみかここにおいて われらなお地上にひらく一輪の花の力を念じて 合掌す 「花を奉る」 石牟礼道子 石牟礼道子さんが2011年の3.11の翌月に書いた詩があります。「花を奉る」。ミナマタとフクシマ続きを読む “石牟礼道子「花を奉る」”
ミナマタとフクシマ
作家・藤原新也さんと石牟礼道子さんの対談『なみだふるはな』という書物があります。冒頭で「ふたつの歴史にかかる橋」と題して、藤原新也氏がこのように書いている。 1950年代を発端とするミナマタ。そして2011年のフクシマ。続きを読む “ミナマタとフクシマ”
与那国スンカニについて
与那国島でうたわれている歌。作詞者・作曲者不明。石牟礼道子作「緑亜紀の蝶」に出てくる歌です。男女の別れを名残惜しむ、後ろ髪を引かれる想いからできた「うた」ではないかと言われています。 人との別れが主題で、現地では、葬儀の続きを読む “与那国スンカニについて”
石牟礼道子の代表作『苦海浄土』
うちは情なか。箸も握れん、茶碗もかかえられん、口もがくがく震えのくる。付添いさんが食べさしてくられすが、そりゃ大ごとばい、三度三度のことに、せっかく口に入れてもらうても飯粒は飛び出す、汁はこぼす。 石牟礼道子『苦海浄土』続きを読む “石牟礼道子の代表作『苦海浄土』”
