アサギマダラに魂をのせて。徳之島節

2022.10.16 国営飛鳥歴史公園 四神の館で上演『星詠み人〜アサギマダラと天文図』。
■徳之島節との出会い
 2022年10月16日の国営飛鳥歴史公園内で行われる「星まつり2022」で上演する『星詠み人〜アサギマダラと天文図』の中で唄う歌があります。
 徳之島節(奄美シマ唄)です。私とその歌の出会いは突然でした。
 今年のお正月。
飛鳥で即興のパフォーマンスをすることとなり、滞在期間に経験した感触、感覚が言葉が脳裏に浮かびました「青、蝶、星、石、筆、、」がキーワードとして脳裏に浮かびました。それを察知してくださり「この曲はどうですか?」とその場で唄ってくださったのです。

■アサギマダラは占いをする蝶
 渡会美枝子さんは、奄美の唄者、朝崎郁恵氏の門下で10年以上学ばれ、現在も歌い継いでいる唄い手。。その歌声と旋律に、私は魂を揺さぶられました。奄美の言葉でしたので、意味は全くわかりませんでした。それから解説をくださり、「この唄は奄美のシマ唄です。ここ飛鳥から奄美の群島に飛ぶ蝶・アサギマダラを詠った唄です。奥飛鳥には、アサギマダラが蜜を吸う藤袴の群生が育成していて、そこで蜜を吸い、そのシマ唄では、アサギマダラのような蝶が親しい人の魂を乗せて海を渡り、それを占う。そう歌っています。」と、教えてくださいました。
 飛鳥と奄美大島を繋ぐ古い歌があることを知り、私は驚きました。奄美大島は蝶のクニです。奄美大島の神女たちは、蝶を敬い神事を行います。私も奄美に滞在をして歌を作ったことがあります。自然に蝶の歌となりました。私は親しみを思い出し、ますますこの歌に惹かれました。

■アサギマダラにほだされて
 劇の幕開けに、渡会美枝子さんに唄っていただく「徳之島節」。
その歌詞をご紹介します。

 徳之島に向かって 飛んでいる蝶よ 待ってください。
 私の大切な人に 伝言を頼みたいのです。
 飛んでいる鳥さえ 先を見て飛んでいます。
 あなたの気持ちに ほだされて
 私はここまで 来たのです。

美しい言葉に私はもう一度、感動し、まさに私こそがこの歌にほだされて、
星詠み人と占い蝶であるアサギマダラを劇空間に共存させるお話を書くことになったのです。

アサギマダラは「渡り蝶」です。小さな体で海を渡ります。
約1000km以上も飛ぶそうです。アサギマダラについては、次の投稿で。


投稿者: eminakae

身体(声・動き・踊り)の表現の創作を続ける。活動のテーマは「自然の中の人」「日常の豊かさの発見」「身体感覚」。舞台空間の存在感への定評高く、最近ではショーやモデルの場にも活躍を広げる。パーフォーミングアーツコミュニティーと題し、障がいや年齢、文化背景も問わず、誰もが参加できる表現の場を広げる活動もしている。劇作、演出、作詞、作曲、役者、殺陣、舞踊家。表現クラス、声と骨クラスなど開催。https://eminakae.wordpress.com/ Emi Nakae, an artist, an dance with qigong, an composer, and as speaker.

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