与那国スンカニについて

与那国島でうたわれている歌。作詞者・作曲者不明。石牟礼道子作「緑亜紀の蝶」に出てくる歌です。
男女の別れを名残惜しむ、後ろ髪を引かれる想いからできた「うた」ではないかと言われています。

人との別れが主題で、現地では、葬儀の際にも歌われるそうです。
男女(あるいは同性でも)の掛け合いで歌われることも多く、個人の、うちに秘めたやりきれない悲しみを吐露する歌。

張り詰めた想いがそのまま声になるような「ピーンと張り詰めた一筋の線のような」歌い方が特徴。

歌詞は様々あるが、伝わっている中で代表的なものは、下記の歌詞。
美ら島物語参照)

1.ゆなぐにぬなさぎ いくとぅばどぅなさぎ
 ぬてぃぬあるあいや とぅやいしゃびら
(日本語訳)与那国の情け 云う言葉が情け 命のある間は おつきあいしましょう。

2.ゆなぐにぬとけや いきぬみじぐくる
 くくるやしやしとぅ わたてぃいもれ
(日本語訳)与那国の渡海は 池の水心 心安々と 渡っていらっしゃい

3.なんたはまうりてぃ むちゃるさかじきや
 みなだあわむらし ぬみぬならぬ
(日本語訳)波多浜下りて 持った盃は 涙泡盛らし 呑むことができない


石牟礼道子作『緑亜紀の蝶』出演 2020年3月11日(火)

投稿者: eminakae

身体(声・動き・踊り)の表現の創作を続ける。活動のテーマは「自然の中の人」「日常の豊かさの発見」「身体感覚」。舞台空間の存在感への定評高く、最近ではショーやモデルの場にも活躍を広げる。パーフォーミングアーツコミュニティーと題し、障がいや年齢、文化背景も問わず、誰もが参加できる表現の場を広げる活動もしている。劇作、演出、作詞、作曲、役者、殺陣、舞踊家。表現クラス、声と骨クラスなど開催。https://eminakae.wordpress.com/ Emi Nakae, an artist, an dance with qigong, an composer, and as speaker.

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